週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第31話のネタバレ、感想です。
前回、30話の記事はこちらです。魔物に襲われて勇者ヒンメルから貰った指輪を、フリーレンは失くしてしまいます。
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『#葬送のフリーレン』🎊山田鐘人先生、アベツカサ先生おめでとうございます🎊
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仲間の言葉を信じる
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
このパーティーに足りないもの
勇者ヒンメルの死から29年後、北側諸国、ラオブ丘陵を歩くフリーレン達ですが、ザインが三人に、このパーティーに足りないものがある、なんだと思う?と質問しています。フェルンは盗賊(シーフ)だと言います。理由はフリーレンがミミックに引っかかるからで、隣でフリーレンが、宝箱には無限の可能性があるんだよ…、と嬉しそうな表情で話しています。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
しかしザインは違うと言い、年上のお姉さんだよ!!と熱く語ります。シュタルクが、フリーレンがいるでしょうが、と言いますが、嫌だ…お姉さんじゃないもん…、とザインがすごく辛そうに言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
呪いで村人全員が眠った村
村に到着したフリーレン達ですが、村人全員が眠っていることに気付きます。フリーレンは厄介事の匂いがするし次の村に行こうかと言いますが、すぐにフェルンに怒られて冗談だよ…、と訂正します。村人全員は“呪い”によって眠らされているようです。“呪い”は魔物や魔族が使う魔法の中で人を眠らせたり医師にしたりするものがあって、人類が未だに解明できていない魔法を“呪い”と呼んでいるようです。人類の魔法技術では原理も解除方法もわからないようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
しかし、僧侶が使う女神様の魔法なら話は別で、ザインが呪いの種類と発信源を調べています。ザインが呪いを調べている間、フリーレン達は女神様の呪いについて話をしています。女神様の魔法は聖典に記されていて聖典の所持しか使えず、そのほとんどは魔族の魔法と同じで原理がわかっていないそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
そして女神様の魔法は生まれながらの“資質”がないと扱うのは難しく、この“資質”があれば呪いを効きにくくする効果もあるそうです。女神の加護と呼ばれていて、僧侶は基本的に呪いに強いそうです。なのでザインは呪いをうまく防げていますが、フリーレンやフェルンはなんとなく攻撃されている感じは分かるようですが、呪いをうまく防げません。シュタルクはこの村がまだ呪いの範囲内で、現在進行形で呪われている事に恐怖を感じます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
発信源の魔物を倒しに行くことに
ザインはこの呪いがかなり特殊な呪いだと分かり、解除するには儀式や道具が必要だと言います。これなら解除するより呪いを掛けている魔物を叩いた方が早い、と呪いの発信源の魔物を倒しに行くことにします。しかし話をしている間にシュタルクは呪いにかかってしまい、眠ってしまいます。ザインが一時的に目覚めさせることも出来るようですが、5秒が限界のようで、無いのと同じですね、とフェルンに言われてしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
シュタルクはザインが背負って一緒に連れて行きますが、途中で小休止している時に、今度はフェルンが呪いで眠ってしまいます。仕方なく、フェルンとシュタルクはフリーレンが張った結界に隠して、フリーレンとザインの二人で先に進みます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
魔物までもう少しという所で、とうとうフリーレンまで呪いで眠ってしまいます。眠る寸前にフリーレンはザインに、一人で戦っちゃ駄目だよ…、…私が必ず倒すから…、と忠告しますが、ザインは5秒じゃどうしようもねぇだろ、と眠っているフリーレンにツッコみます。そしてザインは、呪いの発信源である魔物の所にたどり着きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
魔物は混沌花の亜種
魔物は混沌花の亜種で、眠った村人からじわじわと魔力を吸い取り殺すつもりのようです。混沌花の葉の部分はまるで鏡面みたいですが、どんなに造詣が変わっていても弱点がコアなのは共通していると、ザインはコアを戦闘用魔法“女神の三槍”で攻撃します。
しかしザインの戦闘用魔法は混沌化の葉の部分で反射されて、ザインに跳ね返ってきます。運よくザインにもフリーレンにも当たりませんでしたが、正確にコアを撃ち抜かないと次は葉同士の乱反射で、フリーレンに当たってしまうかもしれません。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
このままではジリ貧だと、ザインはフリーレンを起こすことも考えますが5秒しか呪いから目覚めさせることが出来ないので説明の時間がない、と考えます。それにザインは、フリーレンと意思疎通できるほどの時間も信頼関係も築けていない、そもそもフリーレンが何を考えているかもわからねぇ、と考えます。しかし、まだザインが子供だった頃に、ハイターから、冒険者には意思疎通も信頼関係も必要ない、と思っていると教わったことを思い出します。ハイターは、フリーレンが“魔王を必ず倒す”と言った言葉を信じることにした、言っていた事をザインは思い出し、ザインもフリーレンの言葉を信じることにします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
フリーレンがだらしない顔で、一人で戦っちゃ駄目だよ…、…私が必ず倒すから…、と言ったのでザインは少し不安になりますが、目覚めの解呪でフリーレンを呪いから目覚めさせます。5秒しかフリーレンは起きていられないので、ザインはフリーレンにコアだけを攻撃するように言おうとしますが、フリーレンは一目見て混沌花のコアを魔法で撃ち抜いて倒します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
村人も呪いから目覚め、ザインは村人の女性から感謝の言葉を贈られています。ザインは、いや、そこまでのことをした訳じゃ、と謙遜しますが、いいえ、お陰で最高の目覚めでした、と村人の女性から言われます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
フリーレンは起きた瞬間に、これ魔法反射する奴だとピンときたと言い、ザインから、お前って本当にすごい魔法使いだったんだな、と言われます。でも今回生きて帰れたのはザインのお陰だよ、ありがとうね、偉いぞ、とフリーレンはザインの頭をなでます。頭をなでられながらザインは、あの村のお姉さん綺麗だったな、と村人の女性を思い出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 31話より
まとめ
今回は僧侶ザインが活躍するお話です。村人全員が呪いにかけられていて、呪いを使っている魔物を倒すという話の流れですが、僧侶が使う魔法は女神様の魔法という事が今回で分かります。女神様の魔法は魔族の魔法と同じで原理が分かっていないそうで、生まれながらの“資質”がないと扱うのは難しいという事で、魔法オタクのフリーレンでも使うことは難しいようです。さらに呪いにも“資質”が関係してくるようですが、魔法使いなら少しだけ呪いが分かるようで、攻撃されていたらむずむずする感じがするようです。
ザインの年上の(色っぽい)お姉さん好きは、今回も発揮されています。村人の中にザイン好みの大人のお姉さんがいたようで、村を出てもずっとお姉さんの事を思い出しています。ザインがいつまでもつぶやいているから、シュタルクが呆れていますね。
次回、貴族の依頼で社交界に出席することになります。
最新刊、葬送のフリーレン 3巻です。
posted with ヨメレバ
山田 鐘人/アベ ツカサ 小学館 2020年12月18日
発売中のコミック 3巻のネタバレ、感想も書いています。