イム様の理想世界は希望無き絶望の世界|人類に希望は必要ない?
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この記事ではイム様の思想についての考察を
イム様の理想世界は希望無き絶望の世界|希望なき世界
イム様の理想世界は希望無き絶望の世界?〜人類に希望は必要ない?〜

イム様は空白の100年の戦いに勝利し、今日ある世界を意図的に作ったと思いますが、くまの過去編を見るに世界は絶望に満ちているように感じられます…
今回はそれについて色々と書かせて頂きます!
希望なき世界
今からおよそ900年前から800年前の時代…
空白の100年と呼ばれるその時代は、最初の20人と高度な文明を持つ巨大な王国の戦いの歴史だったとベガパンクは言っていましたが、今、イム様が世界の頂点に君臨していると言う事から、イム様は最初の20人の指導者的存在だっただろうと思いますし、戦いに勝利した後に世界政府を作り、世界貴族…後に天竜人と呼ばれるようになる神を自称する特権階級を作ったのもイム様だろうと思います…
おそらく、全てがイム様の思想を実現したものだろうと思うのですが、くまの過去編を見るに今の世界は絶望に満ち満ちているように感じられます…
一見、人々は普通に生活しいるように見えますし、希望を持って生きている様に見えますが、やはり人間を人間として扱う事を知らない天竜人に支配されていて、いつ誰がくまのような境遇になるかわからないような世界ですよね…
くまはサターン聖に生まれつき支配する者とされる者が決まっているのはおかしい、理不尽だというような事を言っていましたが、世界の大半の人間はくまと同じ様な事を考えていたとしても、それを言動に現すというような事はほとんどないでしょう…
天竜人の権力があまりに強すぎる為に、人々はもはや天竜人達をまっすぐ見るような事もせず奴隷として支配されていると言う真実から目を逸らし、世界はこういうものなんだと諦めてしまっているように感じられます…
自分達が理不尽な支配を受けているという事は考えない方がいいというような境地に到達してしまっているのでしょう…
度々引き合いに出させて頂いていますが、ワノ国の兎丼の囚人採掘場で働かされていた者達がその奴隷生活と言える日常を平和と呼び、みんなを解放しようとするルフィに余計な事をするなと言っていたのは、今の世界の縮図だったと思えますが、それは人々が自ら希望を捨てたような世界だと言えます。
イム様は、意図的にそんな風に世界を作ったのではないかと感じるのですが、それはおそらくイム様が持つ思想に基づいたものだろうと思います。
五老星が創造主と呼ぶイム様はどんな思想に基づき今の希望なき世界を作り上げたのでしょうか?
イム様という神の思想
イム様は世界の王にして神々の王であるわけですが、今の世界を作った創造主…唯一の神というような存在だと思います…
イム様は明らかに神の視点から人類を見ている様に感じられます…
聖書における神は自らが生み出した人間に対して正しさを求め、その意にそぐわない者達には容赦なく罰を与えたりしますが、イム様もそれと同じように人類があるべき正しい姿については確固たる思想があり、人類がそうなるように世界をつくりあげたのだろうと思います。
個人的に、イム様は人類には希望など必要ないと考えている可能性が高いと思います。
希望という言葉にはポジティブなイメージがあるわけですが、希望は時として世界を乱すような事もありますよね…
ロックス、またカイドウやリンリンのように世界を征服し自ら支配者になろうというような動きの根底には、そうしたい、そうなりたいという希望があるはずですし、オハラにしても世界の秘密を解き明かしたいというような希望を抱いていたはず…
サターン聖はするなと言われている事をしたがる人間がいる事について語っていましたが、禁じられていることをやろうとする根底にあるのも希望ですよね…
人類が希望を抱く事を許すと、それは世界秩序の崩壊につながる…とも言えるのではないかと思えます。
イム様は人類が希望を抱かないような世界をつくり、人類から希望を奪ったのではないかと思います。
無論、人類から完全に希望を奪い取るなんて事は不可能ですし、実際に世界政府に逆らうような存在も多くいるわけですから、それはまだ達成されていないでしょうし、これからも不可能だとは思いますが、それでも人類の大半は天竜人と世界政府に逆らうような事はせず、現実から目を背けているわけですから、全体的に見れば成功はしていると思えます。
神という人類以上の権力者を作り、それに支配されるのが当たり前だというような世界を作り上げたら、人類はその支配から逃れようとするような意思…希望を失い思い切った事をしなくなる…それにより世界は平和になるというような思想をイム様は持っているのではないかと思います。
だからこそ、イム様は天竜人達に自分が神であるという自覚を持たせたのではないかと思いますね…
神が人類を支配するのは当たり前、人類がそれに従うのも当たり前というような世界がイム様の理想世界ではないかと思います…
ニカは最大の脅威
イム様と五老星は、太陽の神ニカという存在を殊更に恐れているように感じられますが、これまでに語られたニカの伝説をまとめてみると、ニカはイム様達にとって不都合な人類の希望そのままと言えるような存在ですよね…
フーズ・フーはゴムゴムの実護送任務に失敗し投獄され地獄を味わったようですが、その時の看守からニカの伝説を教えられ、それにいのれと笑われたようですが、人類の祈るという行為
の根底にもあるのも希望であるはずで、バッカニア族にとってもニカは希望そのものだったはず…
イム様達が人類に希望は必要無しと考えているなら、ニカという存在をこの世から消し去りたいと考えるのには合点がいきますよね…
ニカの名を知るだけで抹殺されてしまうという徹底ぶりから、やはりイム様達にとってニカは不都合で不必要な存在…
また、革命軍という存在もニカと同じ理由で不都合であり不必要だと思います。
自分達が理不尽な神による支配から解放される可能性があると思わせるような存在はイム様達にとっては絶対悪なんだろうと思います。
そう考えると、空白の100年以前の世界は平和とかけ離れたような戦乱の時代だったりして、イム様達はそんな時代が再び訪れる事を防ごうとしていたりするのかとも思いますが、先住民一掃大会みたいな事をやっている天竜人達を見るに、イム様は自分の思想を人類に押し付けているだけであり、平和な世界を作るというよりは単純に神が人類を抑圧するという形を作っているだけであると思えます。
世界の在り方を一人の人間の思想に染め上げようとする結果が、今の世界そのものなんでしょうね…
この記事の紹介は以上になります。
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