週刊少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦 第265話のネタバレ、感想です。
前回の記事はこちらです。天使・来栖の「邪去侮の梯子」は不発に終わり、逆に宿儺に強襲されます。
【ネタバレ】呪術廻戦 第264話「人外魔境新宿決戦㊱」あらすじ、ネタバレ
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虎杖がかけた憐み、情けに宿儺は激怒
宿儺と話す時間が欲しかった虎杖
駅のホームのような場所から移動する虎杖と宿儺。術師との戦いの最中に稀に相手と繋がる現象が発生すると宿儺は言い、それは呪力が人間の感情由来であるための副作用だと考えている、と宿儺は虎杖に説明します。しかし、今回の現象はそれとも違うようで宿儺は、これが貴様の領域か?と、虎杖に問いただします。しかし、虎杖もよく分かっておらず、結局今の段階ではこれが虎杖の領域なのか、別のものなのかははっきりしないまま物語は進みます。宿儺と話す時間が欲しかったと言う虎杖は、宿儺に付き合うように言うと、駅の外に出ます。外に出た虎杖はモニュメントを見て、おっほら鬼剣舞(おにけんばい)だ、と宿儺に言いますが、宿儺は、知らん、とつれない答え方をします。前回の駅のホームのデザインや鬼剣舞のモニュメントがある事から、ここは岩手県の北上駅のようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
虎杖が昔住んでいた岩手県の町を宿儺と巡る
虎杖は6、7歳で仙台に戻るまで岩手県の北上駅の辺りに住んでいたようで、虎杖のお爺さんの仕事の関係だと理由を宿儺に説明します。少し前にお爺さんの友達の葬式で10年近く振りくらいにこの場所に戻ってきて、結構寂れていてびっくりした、いや……びっくりはしてない、正直まあそうなんだろうなという感じで感情は動かなかった、と虎杖はその時の心情を宿儺に話します。さらに虎杖は一番よく遊んだ公園を案内し、宿儺にその当時の事を色々話します。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
ザリガニ釣り
家から遠い方の公園では、虎杖は宿儺とザリガニ釣りをします。宿儺はアメリカザリガニを釣り、虎杖は二ホンザリガニを釣ります。宿儺は自分の方が大きいと言い、虎杖は二ホンザリガニの方がレアだとお互い張り合います。さらに虎杖と宿儺は百貨店に行ったり、田んぼを見て回ったりします。宿儺は虎杖に何か言いたげですが、虎杖はまだ行きたい所があると言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
農場でのエピソード
その後、虎杖と宿儺は農場へ行き馬を見ます。虎杖はこの農場でソフトクリームを食べて、その美味しさに小遣いを全部ソフトクリームにぶっこんで食い過ぎで吐いたエピソードを話し、宿儺にあきれられます。さらに虎杖と宿儺はアーチェリーをやりますが、宿儺は平安時代の人間なので、さすがに弓の扱いは上手いです。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
雪かきやサンタにまつわるエピソード
その後、雪まつりで雪像が並ぶ場所に移動すると、季節は冬となり雪が降り始めます。虎杖は雪かきをした後に飲む、甘いミルクティが好きだったと宿儺に話します。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
さらに虎杖はクリスマスのサンタにまつわるエピソードを話しますが、さすがに宿儺は何がしたいのか分からない虎杖に痺れを切らし、いい加減にしろ、と言います。虎杖も、………まぁいいよ、なんとなく見せたいものは見せた気がするし、と答えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
やっと虎杖が答える気になったと分かると、宿儺は、結局貴様は何が言いたいんだ、と虎杖を問い質します。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
虎杖の考える正しい死
虎杖は自分が考える生き方、正しい死に方、人の命の価値等、自分の考え方を宿儺に話します。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
死に方の問題ではなく、その価値を無いように振舞う奴が嫌いで、宿儺が嫌いだと虎杖は言います。それでも人間は道具でないので、善い奴も悪い奴もどっちが本当の人間かなんて分からないと虎杖は言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
間違っているのは自分かもしれないので、せめて知ってもらおうと虎杖は今まで宿儺に子供の頃の思い出を見せてきたと話します。宿儺は虎杖の言っている事は全て理解できると言った上で、なんの感情も湧かないと答えます。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
なんの感情も湧かないと言う宿儺に、やっぱりダメかとつぶやく虎杖。さらに宿儺は虎杖の腰抜け具合に唖然としていると言います。虎杖は宿儺に対して渋谷での大量虐殺や伏黒の身体を乗っ取った事に関して、激しい怒りや憎しみを持っていたはずですが、今回の虎杖の怒りや憎しみが消えたような態度に唖然としているようです。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
そこまで話して虎杖が宿儺に対して、憐みや情けをかけようとしている事に気付きます。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
虎杖は、そうだ宿儺、俺はオマエを殺せる、伏黒を解放しろ、と言います。伏黒を解放し、もう一度虎杖の中に戻るなら、殺さないでやる、と虎杖は言いますが、宿儺は激怒します。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
宿儺は八つ裂きでは済まさんぞと言い、虎杖がいう価値のある人間を皆殺しにしてやる、と虎杖に言います。
© 芥見下々 呪術廻戦 265話より
まとめ
第265話では、虎杖は宿儺に憐みをかけて、殺さないでやる代わりに伏黒を解放するように言いますが、宿儺は激怒し虎杖の憐みを拒絶します。
これまで呪術廻戦では、術師同士が精神世界のような場所で繋がり会話する場面がありましたが、それは宿儺の考えだと呪力が人間の感情由来であるための副作用によるものだそうです。ただ今回はそれとは違うようですが、虎杖の領域なのかも分からず話は進みます。そして前回の駅のホームのような場所ですが、どうやら岩手県の北上駅の新幹線ホームのようです。今回駅の外に出ると鬼剣舞のモニュメントあったので、この場所は岩手県で間違いないようです(北上駅東口には鬼剣舞のモニュメントがあるらしい)。虎杖は仙台に戻る前に、岩手県の北上駅周辺に暮らしていた設定のようです。虎杖のこの設定は作者の芥見下々先生が岩手県出身なのも、関係しているのかもしれません。
今回虎杖が昔住んでいた岩手県の町を案内しつつ、住んでいた頃の思い出を宿儺に見せたのは、最後に宿儺に憐みをかけて殺さないでやるチャンスを与える為でした。その条件として伏黒を解放するように言いますが、そんな憐みを受ける宿儺ではなく虎杖に対して激怒します。誰でも出来る限り助けたがる虎杖らしいですが、さすがに宿儺を助けるのは無理がありました。交渉が決裂したので、次でいよいよ虎杖の領域展開の本領が戦闘で発揮されるのでしょうか?
次回、宿儺は虎杖の領域に対して、「彌虚葛籠」で対抗します。
【ネタバレ】呪術廻戦 第266話「人外魔境新宿決戦㊲」あらすじ、ネタバレ
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