【ネタバレ】ダンジョン飯第88話『翼獅子3』の感想、ネタバレ

ハルタ 2022-OCTOBER volume 98に掲載されているダンジョン飯 88話のネタバレ、感想です。

前回の記事はこちらです。はるか太古の頃から、翼獅子がどんな形で人間と関わってきたかを振り返ります。

ライオス、迷宮の主に

翼獅子と対峙する前に、全員で話し合い

翼獅子に飲み込まれ、ライオスパーティ一行は廃墟のような所を歩いていました。迷宮内の建築群と似ているようですが、風がなく熱もなくチルチャックが、すごく……嫌な感じだ、と言っています。マルシルは、魔力の中を泳いでるみたい、気持ち悪い、と言いますが、そこに翼獅子が現れ、ここは私の宝物庫、とライオス達に言います。どうやら、ここは前回87話で一度滅んでしまった世界の記憶のようです。

翼獅子はライオスに、どうするか結論は出たかね、と聞くと、ライオスは、ああ、と答えますが、まだ他の仲間にはどうするつもりなのか話していなかったようで、翼獅子に答える前にまずは、仲間内で話し合いを行います。ライオスは、悪魔は武器で傷つけることはできないので、翼獅子の性質と力を利用するしかないと言います。翼獅子の性質とは、人の欲望を叶えずにはいられないという性質、これを利用するとライオスは言い、まずは自分がマルシルに変わって迷宮の主になる！と、仲間に話します。

そして、“悪魔が人間に手出ししない平和な世界”を望む！！と、ライオスが翼獅子に願い、翼獅子はライオスの願いを叶えざるを得ない、とライオスは自分の作戦を仲間に説明します。

そんなに上手くいくのか？

ライオスはこれで悪魔は今後、人間に手出しできなくなり、一件落着と断言しますが、そんなに上手くいくか！？と、チルチャック達はライオスの作戦に半信半疑です。マルシルの場合は、元々人種間の極端な寿命差をなくしたいという強い夢があったから、その脆弱性を突かれて、変な服を着る羽目になった、と言い、ライオスは自分には大した夢はないから大丈夫だと言います。マルシルは、今着ている服が結構可愛いという自信があったようで、変な服と言われて少しショックを受けます。

マルシルは、翼獅子の支配下では欲望を制御できない、と最初は反対していましたが、まだ翼獅子の支配下にあるようで、なんだか上手くいく気がしてきた！！と、結局ライオスの作戦に賛成します。他に方法もないので、ライオスの作戦を実行することになり、ライオスは皆に協力を頼みます。マルシルには、ライオスが欲望をコントロールできるように、シスルがやったように本の中に翼獅子を閉じ込めるように頼みます。ただ魔術書が無くなったので、ライオスが持っている『迷宮グルメガイド』でマルシルは代用することにします。

チルチャックには、ライオスが正気を取り戻すための効果的な文句を考えといてくれ、と頼みます。センシには、マルシルの郷土料理のように何か作って欲しい、とライオスは頼み、参考にライオスの故郷の料理を教えます。マルシルの郷土料理と言っているので、第81話のように、ライオスが匂いに誘われてしまうような料理を作って欲しい、とライオスを言っているのだと思います。

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そして、イヅツミにはライオスの様子が少しでも妙なら、すぐに殺すように頼みます。そして、すぐに皆を連れて迷宮から出るように頼みます。イヅツミは、分かった、と返事をすると、闇に身を潜めて姿を隠します。

仲間との話し合いを終えたライオスは翼獅子を呼ぶと、俺を迷宮の主にしてくれ！と、頼みます。まちかねたよ、と言うと、翼獅子は翼を広げてライオスを包み込みます。気が付くと、ライオスと翼獅子は別の場所へといました。

いきなり仲間と分断される

いきなり仲間と分断されてしまいましたが、ライオスは早速、“悪魔が人間に手出ししない平和な世界”を望もうとします。しかし翼獅子に話を止められ、翼獅子はライオスにまだ駆け出しだった頃の様子を見せ始めます。昔のライオスとファリンはいつも金と食うものに困っていましたが、今は成長したものだ、立派になったね、と翼獅子は言います。

しかし、ライオスの中身は全く変わっておらず、人の世界に飽き飽きしている、人間は退屈で魔物の方がずっといい、とライオスの心の奥底を言い当てます。ライオスは否定しますが、ライオスは人間が嫌いで、だからこそ魔物に惹かれる、と翼獅子はライオスの事を話し続けます。

さらに、世界を平和にしてそれでどうする？迷宮は消え、魔物も消える、職を失い、魔物の知識も無意味なものとなる、後に何が残る、と翼獅子が言うと、ライオスは徐々に不安な気持ちになっていきます。さらに平和な世界を望めば、ファリンはもう生き返れない、と翼獅子は言います。

次に翼獅子は話を変えて、ライオスの本当の欲望、魔物になりたい、という話を始めます。そして、ライオスに、その欲望を叶えてやる、この世で最も強く美しい魔物に変えてやろう、と翼獅子は言います。その代わりにライオスの身体を私におくれ、と翼獅子は言い、翼獅子がライオスの姿で仲間の元へ戻り、平和が戻ったことを伝えよう、とライオスに提案します。仲間の安全は保障すると言い、マルシルだってひとりにしない、と翼獅子はライオスに約束します。マルシルが亡くなるまで、翼獅子がライオスの姿でファリンと共に看取ろう、望むなら子供も作っていい、と翼獅子はライオスに言います。

ライオスの作戦、失敗か？

私と一緒に世界を統べよう、と翼獅子に誘われた時、ライオスは少し表情がおかしいようにも見えます。翼獅子から私の肉を食べるように言われ、ライオスは翼獅子の体にかぶりつき、翼獅子の肉を食べ始めます。

翼獅子の肉を食べたライオスの背中から、雛のような異形の生物？が生まれてきます。

一方、ライオスを待っているマルシル達から見ると、ライオスと翼獅子には動きがないように見えていました。その後、ライオスが剣を振り上げたかと思うと、翼獅子の首を斬り落とします。マルシルやチルチャック、センシはライオスが悪魔の誘惑に勝ったと思い、急いでライオスの方へと駆け寄っていきます。

しかし、イヅツミが三人よりも早くライオスの所に駆けつけると、ライオスの首を斬り落としてしまいます。

いきなりライオスを殺したイヅツミの行動に三人は驚きますが、イヅツミはライオスから失敗したら殺すように頼まれていて、こうしたと理由を説明します。そして、ライオスを殺したら蘇生も止めろと言われていると、言いますが、マルシルは、いやまだ失敗していないけど！？と、イヅツミに言いますが、イヅツミは、失敗だろなんか、様子おかしかったし、と言いマルシル達を連れて迷宮から出ようとします。

ライオスの体は既に翼獅子のものに？

その時、センシがライオスを見るように言い、ライオスが倒れている場所を見ると、首を斬られたライオスが首を繋げなおして、再び起き上がっていました。

まとめ

ついに翼獅子との最終決戦です。

ライオスの作戦はすごく単純で、翼獅子の人の欲望を叶えずにはいられない性質を利用し、“悪魔が人間に手出ししない平和な世界”を翼獅子に望んで、悪魔に願いを叶えさせる、というものでした。そんなに単純にはいかないだろうと思っていましたが、案の定ライオスは翼獅子の言葉に乗せられてしまいます。ライオスは翼獅子に体を乗っ取られたように見えますが、これもライオスの計算の内でしょうか？マルシル、チルチャック、センシにお願いした頼み事が効いてくるのかもしれませんが、簡単には行かなそうですね。

次回、マルシル達は翼獅子に元の湖に強制的に移動させられます。

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